今回は、誰でも一瞬で第一印象をアップさせることができる、とっても効果的で簡単な方法を3つお話します。
これから採用面接や、大切な商談の場に向かう方にも読んでほしい、おすすめの内容です!
3秒で、9割決まる!
人の印象は見た目が9割といわれます。そして初対面の相手にとって、あなたの第一印象は出会ってから最初の3~5秒で決定してしまいます。
これは科学的にも証明されていることです。
逆に言えば、
出会った瞬間の数秒に全力投入して、印象アップを目指せば、しばらくの間は相手に良い印象を持たせたまま過ごすことができる
という事です。
ただし本格的に印象を改善しようと思ったらそうは簡単ではありません。やはり人間の本質は、表面に滲み出てくるものですからね。
それを承知の上で、それでも今すぐに効果を上げたい第一印象改善方法について、3つのポイントをご紹介します。
この3つを意識しよう!
初対面の相手と出会って数秒間のあなたの印象が、その後のビジネスの成否に大きな影響を与えてしまうかもしれません。
誰でも3秒で取り組める、超簡単で最も効果的な、第一印象アップのための3つのポイントを意識し、あなたも第一印象改善に取り組みましょう。
1.なにより「笑顔」
あなたの印象を左右するうえで、一番大切なのは「笑顔」です。
初対面の人が、むっつりと無愛想にしていたら、あなたはどう思いますか?
「この人は私が嫌いなのかな」「あまり性格のいい人じゃなさそうだな」と思いますよね。
相手がつまらなそうな表情をしていたり、怒っているような険しい表情をしていたら誰しも身構えてしまいます。
逆に初対面の人が笑顔で微笑みかけてきたらどうでしょう。
笑顔を向けられて、嫌な気分になる人はいませんよね。
いつどんな時でも、初対面の人に会うときは笑顔でいるように心がけてみてください。
あなたが笑顔でいることによって、あなたの第一印象はそれだけでグンとUPします。
そしてなにより相手も自然と笑顔になって、会話も弾んでくるものです。
苦虫を嚙み潰したような上司像について
管理職のミドル世代ビジネスマンは、「そうはいっても威厳を保たなければならないから、必要もないのにニコニコしてられない」と思う方がいるかもしれません。
確かにそんな考えも一理あるかもしれませんが、でも怖い顔をしていれば部下が従うと思っているとしたら、それは大きな間違いです。
組織のマネージメントをする立場に立ったら、必要に応じて表情も使い分けなければなりません。
大切なのは、部下の気持ちを理解することと同時に、上司の気持ちも部下に伝えることです。
それについてはまた別の機会で詳しくお話しします。
初対面の相手に会うときには相手への歓迎の気持ちと、自らの自信と経験からくる器の大きさが溢れ出るような、余裕の笑顔を作れるように意識してみましょう。
そのような表情ができれば取引相手も、新しい部下も、きっとあなたのことを信頼して、ファンになってくれ、その後のビジネスは順調に進むことでしょう。
初対面の第一印象を決定づける最も大事なポイント、それはどんな場合もまずは笑顔、と心に留めておきましょう。
2.そして「姿勢」
笑顔と同じくらい大切なのは「姿勢」です。
笑顔は意識していても姿勢にまで意識が及ばない人は結構いるものですが、
姿勢は遠くからでもよくわかるので、実は笑顔よりも先にあなたの印象を左右してしまいます。
初対面の人が、背筋を曲げた「猫背」の状態で現われたら、あなたはどう思うでしょうか。
「何だか自信なさそうな人だな」とか「消極的そうな人だな」とか感じるのではないでしょうか。
それとは逆に、背筋を伸ばしシャンとした姿勢の人を見たら、「自信にあふれていそうな人だ」「前向きな性格で頼りになりそうだ」と思うはずです。
姿勢の良し悪しは、その人の印象を決定づけてしまう大切な要素です。
もし背が高くない人でも、きちんと意識された姿勢をつくることができれば大丈夫です。
特に初対面の人と会うときは、意識して姿勢を良くしましょう。
気を付けるのは次の4つです。
1 背筋を伸ばす
2 少し顎を引く
3 ろっ骨を上に引き上げる
4 話を聞くときはやや前のめりな位で
背筋を伸ばし、少し顎を引く姿勢は子供の頃の身長測定を思いすとよいでしょう。
つむじのあたりを真上に引っ張られているようなイメージでいると、自然に姿勢がよくなります。
普段、猫背気味だと思う人は、つむじと同時にろっ骨全体も一緒に上に引き上げるようにしてみてください。
また椅子に座っている姿勢であれば、背もたれに寄りかからずにやや前かがみを意識すると「相手に興味を持っている」という意思表示になり、相手もあなたのことを信頼し会話も弾むようになります。
なにより良い姿勢は、相手に対して良い印象を与えるだけではなく、あなたの知性と品性も演出してくれるものです。
また相手が話をするときには、腕組みをするのはなるべく避けましょう。
腕組みのポーズは、相手に対してあなたが「心を閉じている」「警戒している」といった印象を与えてしまいます。
初対面の人に会うときには忘れがちな「姿勢」も、忘れずにしっかりと意識してください。
3.「動作」はゆったり
最後に3つ目のポイント。表情、姿勢と同じくらい大切もの、それは「動作」です。
動作について、気をつけるべきポイントは、「せかせかしない」ことです。
挨拶をする際も、きちんと相手の方に向き直って、しっかり止まって挨拶をするようにしましょう。
初対面の人が、慌ただしげにせかせかと動きながらあなたに挨拶したら、どう思うでしょう。
「落ち着きのない人だな」「どうも精神的余裕がなさそうだ」という印象を与えてしまいます。
精神的な余裕のある人は、どっしりと構えてゆったりと動作をするものですし、そのほうが上品に見えます。
名刺交換の際も意識して、ゆったりと行ってみてください。
なお、このようにゆったりとした動作を意識すると、自分自身の気持ちも落ち着いてきて、会話の内容も整理できるので、自分の言いたいことが相手に伝わりやすくなるという効果も生まれます。
人の印象は「顔の作り」だけでは決まらない
ところで、普段「あの人素敵な人だな」と思っている人を、集合写真などで改めて良く観察してみると、
澄ました表情で写っているその顔が、思っていたほどイケメンではなくてあれあれ?って不思議に感じたことはありませんか。
私は、よくあります。
同性に対しても異性に対しても同じですが、あの人素敵だなと自分が感じていた人でも、笑顔なしの真顔をよくよく観察してみると、意外と顔のつくりは普通のレベルだったりするのです。
あなたにもそんな経験があるのではないでしょうか?
では、何故彼ら彼女らは実際にはそれほどイケメンではないのに、相手に特別良い印象を与えることができているのでしょうか?
そんな「印象イケメン」の普段の様子を思い返して見てください。
笑顔がさわやかで表情が常に明るかったり、姿勢がよかったり、動作がゆったりと落ち着いて品があったり…。
その人が醸し出す雰囲気が優れているから、全体の印象が数割増しで良く感じられているのです。
そう、人の印象は「顔のつくり」だけでは決まらないのです。
「人の印象は見た目が大事」と聞くと、控えめな日本人は必ず、「自分はもともとイケメンじゃないから・・・」と気後れしてしまいます。
見た目というのは、顔の作りのことだけではありません。
むしろ、それ以外の「努力で改善できる部分」のほうがたくさんあるということを忘れないでください。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は笑顔、姿勢、動作の3点に絞って、だれでも3秒で改善できる、第一印象の改善方法をお伝えしました。
これらを習慣化するには時間がかかるかもしれませんが、
初対面の人に会う瞬間、この3つを意識するのであれば今すぐできますよね。
コストもかからず1秒でできる印象改善方法を、あなたも今すぐ試してみてください。