問題解決の進め方とは?―原因分析から解決策の実行まで6つのステップで解説

問題解決の進め方 ビジネススキル

仕事をしていると、「売上が伸びない」「業務の遅延が頻発する」「部下が同じミスを繰り返す」など、さまざまな問題に直面します。

こうした問題に対して、すぐに対策を考えたり、目の前の作業を増やしたりしていないでしょうか。

もちろん、素早く行動することは大切です。しかし、問題の原因を正しく把握しないまま対策を実行しても、期待した成果が得られないことがあります。

例えば、売上が低下したときに、すぐに広告費を増やしたとします。しかし、本当の原因が営業担当者の提案力不足や顧客ニーズとのミスマッチにあれば、広告費を増やしても根本的な解決にはつながりません。

仕事ができる人は、問題が発生したときに、いきなり解決策を考えるのではなく、問題を整理し、原因を分析し、効果的な対策を実行するという手順を踏んでいます。

この記事では、ビジネスにおける問題解決の進め方を6つのステップに分けて解説します。なぜなぜ分析やロジックツリー、仮説思考などのフレームワークに加え、売上低下や業務遅延の具体例も紹介します。

1. 問題解決とは?問題と課題の違いを理解する

問題解決に取り組むうえで、最初に理解しておきたいのが「問題」と「課題」の違いです。

この2つを混同すると、何を解決すべきなのかが曖昧になり、効果的な対策を立てられなくなります。

問題とは、理想と現状のギャップ

問題とは、目指すべき理想の状態と現状との間に生じているギャップのことです。

例えば、次のような状況が問題に当たります。

  • 月間売上1,000万円を目標としているが、実績は800万円にとどまっている
  • 商品の納期を3営業日以内と定めているが、平均5営業日かかっている
  • 顧客満足度90%を目指しているが、実績は75%である
  • 月間の残業時間を20時間以内に抑えたいが、平均35時間発生している

このように、目標と現状を比較すると、解決すべき問題が明確になります。

反対に、「売上が悪い」「仕事が忙しい」「顧客対応がうまくいかない」といった表現だけでは、問題を十分に把握できているとはいえません。

問題を正確に捉えるには、可能な限り数値や具体的な事実を使って現状を把握することが重要です。

課題とは、問題を解決するために取り組むべきこと

課題とは、問題を解決し、目標を達成するために取り組むべきことです。

例えば、売上目標が1,000万円であるにもかかわらず、実績が800万円にとどまっている場合を考えてみましょう。

  • 問題:月間売上が目標を200万円下回っている
  • 原因:商談から受注につながる割合が低下している
  • 課題:商談の成約率を改善する
  • 解決策:商談内容の分析、提案資料の改善、営業担当者への研修を実施する

このように整理すると、問題と課題、原因、解決策がそれぞれ異なるものであることがわかります。

ただし、実務では「課題」という言葉が問題そのものを指す場合もあります。大切なのは言葉の定義にこだわりすぎず、現状・原因・取り組むべきこと・具体的な行動を区別することです。

2. 問題解決の進め方|6つのステップ

問題解決は、次の6つのステップで進めると整理しやすくなります。

  1. 問題を明確にする
  2. 原因を分析する
  3. 仮説を立てて検証する
  4. 解決策を考える
  5. 解決策の優先順位を決めて実行する
  6. 結果を評価し、改善する
問題解決の6つのステップ

それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。

ステップ1:問題を明確にする

最初に行うべきことは、解決すべき問題を明確に定義することです。

問題の捉え方が曖昧なままでは、原因分析も解決策の検討も的外れになる可能性があります。

例えば、「営業成績が悪い」という問題があったとします。

この表現だけでは、売上が低いのか、商談数が少ないのか、成約率が低いのか、顧客単価が下がっているのかがわかりません。

そこで、次のような情報を整理します。

  • 目標:月間売上1,000万円
  • 現状:月間売上800万円
  • ギャップ:目標に対して200万円不足
  • 対象期間:直近3か月
  • 対象範囲:法人営業部門

ここまで整理すれば、「営業成績が悪い」という曖昧な問題を、「法人営業部門の月間売上が、直近3か月にわたって目標を200万円下回っている」という具体的な問題に変えられます。

さらに、問題を定義するときは、次の3つを意識すると効果的です。

① 何が起きているのか

売上の低下、納期の遅延、ミスの増加など、発生している事象を把握します。

② どの程度の問題なのか

目標値や過去の実績と比較し、問題の大きさを数値で捉えます。

③ いつから、どこで発生しているのか

発生時期や部署、商品、顧客層などを特定し、問題が起きている範囲を絞り込みます。

問題を具体的に定義することで、原因分析に必要な情報も明確になります。

ステップ2:原因を分析する

問題を明確にしたら、次は原因を分析します。

ここで重要なのは、目に見える現象だけで判断しないことです。

例えば、業務の遅延が頻発している場合、「社員の仕事が遅いから」と結論づけてしまうのは危険です。

実際には、承認者が多い、作業手順が複雑である、必要な情報が揃わない、担当者の負担が偏っているなど、さまざまな原因が考えられます。

原因を分析する代表的な方法として、「なぜなぜ分析」と「ロジックツリー」があります。

なぜなぜ分析で真の原因を探る

なぜなぜ分析とは、発生した問題に対して「なぜ?」という問いを繰り返し、根本的な原因を探る方法です。

例えば、顧客への見積書提出が遅れているケースを考えてみましょう。

問い回答
なぜ見積書の提出が遅れているのか?見積書の作成開始が遅れているから
なぜ作成開始が遅れているのか?必要な原価情報が揃うまで作成できないから
なぜ原価情報がすぐに揃わないのか?営業担当者が複数の部署に個別に問い合わせているから
なぜ個別に問い合わせる必要があるのか?原価情報の管理場所や確認手順が統一されていないから
なぜ管理場所や確認手順が統一されていないのか?部署間で情報共有のルールが整備されていないから
なぜなぜ分析の例

この例では、表面的な問題は「見積書の作成が遅い」ことですが、根本的な原因の候補として「部署間の情報共有ルールが整備されていない」ことが見えてきました。

この場合、社員に作業を急がせるだけでは、問題は解決しないでしょう。

情報の管理場所を統一し、確認手順を標準化するほうが、再発防止につながる可能性があります。

ただし、なぜなぜ分析で必ず5回質問すれば正解にたどり着くわけではありません。原因を決めつけず、事実を確認しながら分析することが重要です。

ロジックツリーで原因を分解する

ロジックツリーとは、大きな問題を複数の要素に分解し、構造的に整理するためのフレームワークです。

例えば、売上が低下している場合、次のように分解できます。

売上 = 顧客数 × 購入頻度 × 顧客単価

さらに、顧客数は「新規顧客数」と「既存顧客数の増減」などに分けて分析できます。

例えば、次のようなツリーを作成します。

  • 売上が低下している
    • 顧客数が減少している
      • 新規顧客の獲得数が減っている
      • 既存顧客の離脱が増えている
    • 購入頻度が低下している
      • リピート購入が減っている
      • 購入間隔が長くなっている
    • 顧客単価が低下している
      • 高単価商品の販売が減っている
      • 追加購入が減っている

このように分解すると、売上低下の原因として調査すべきポイントが明確になります。

すべての原因を同時に調べるのではなく、データを使って影響が大きそうな要素から確認すると、効率よく分析できます。

なぜなぜ分析が「原因を深掘りする方法」であるのに対し、ロジックツリーは「原因の可能性を幅広く整理する方法」として活用できます。

ステップ3:仮説を立てて検証する

原因の候補が見えてきたら、次は仮説を立てて検証します。

仮説とは、現時点で得られている情報をもとに考えた、問題の原因や解決の方向性についての仮の答えです。

ビジネスでは、最初からすべての事実が揃っているとは限りません。そのため、仮説を立て、必要な情報を集めながら検証することが重要です。

良い仮説の立て方

例えば、営業部門の売上が低下している場合、次のような仮説を立てられます。

「売上が低下している主な原因は、新規顧客との商談数ではなく、商談から受注につながる成約率の低下ではないか」

この仮説を検証するために、過去3か月とその前の3か月について、商談数と成約率を比較します。

仮に、次のような結果が得られたとします。

指標以前の3か月直近3か月
商談数100件100件
受注数30件20件
成約率30%20%

この結果から、商談数は変わっていない一方、成約率が低下していることがわかります。

そのため、成約率の低下が売上減少に影響している可能性が高いと考えられます。

ただし、ここで分析を止めてはいけません。

さらに、成約率が低下した理由について、次のような仮説を立てます。

  • 顧客のニーズに合った提案ができていない
  • 競合他社との価格競争に負けている
  • 商談前の顧客情報の収集が不足している
  • 営業担当者によって提案の質に差がある

それぞれについて、失注理由や商談記録、顧客へのヒアリングなどを通じて検証します。

仮説検証で意識したい3つのポイント

① 事実と推測を区別する

「顧客のニーズに合っていない気がする」という感覚だけで結論を出さず、失注理由や顧客の声などの事実を確認します。

② 仮説を検証できる形にする

「営業力が足りない」という曖昧な仮説ではなく、「提案時に顧客の課題を十分に確認できていないため、成約率が低下している」のように、何を調べればよいかがわかる形にします。

③ 仮説が間違っている可能性も考える

仮説に合う情報だけを集めるのではなく、仮説を否定する情報も確認します。

仮説が間違っているとわかった場合は、別の原因を検討すればよいのです。

最初から正解を当てることよりも、検証を通じて正しい原因に近づくことが重要です。

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ステップ4:解決策を考える

原因が特定できたら、その原因を解消するための解決策を考えます。

ここでは、原因と解決策を直接結びつけることがポイントです。

例えば、営業成績の低下について分析した結果、顧客ニーズの把握不足が原因だと確認できたとします。

この場合、考えられる解決策は次のとおりです。

  • 商談前に顧客情報を確認するチェックリストを導入する
  • 商談で必ず確認すべき質問項目を標準化する
  • 成約率の高い営業担当者の商談方法を共有する
  • 商談後に顧客ニーズの把握状況を振り返る
  • 営業担当者同士で商談内容をレビューする

一方、原因が顧客ニーズの把握不足であるにもかかわらず、広告費を増やしたり、訪問件数だけを増やしたりしても、期待した効果は得られないかもしれません。

解決策を考える際は、「この施策によって、特定した原因がどのように解消されるのか」を説明できるかどうかを確認しましょう。

また、最初から一つの解決策に決める必要はありません。複数の選択肢を出し、それぞれの効果や実行可能性を比較することが大切です。

ステップ5:解決策の優先順位を決めて実行する

複数の解決策が見つかった場合、すべてを同時に実行するのは難しいことがあります。

人員や予算、時間には限りがあるため、効果が大きく、実行しやすい施策から着手することが重要です。

そこで役立つのが、効果と実行難易度を使った優先順位づけです。

例えば、営業部門の成約率を改善するために、次の3つの施策を検討したとします。

解決策期待できる効果実行難易度優先度の考え方
商談チェックリストの導入中〜大低優先して試す
成約率の高い社員による勉強会中低〜中早期に実施する
営業支援システムの全面刷新大高費用対効果を精査する
解決策の優先順位を決める

この場合、まずは商談チェックリストの導入から始め、成約率の変化を確認する方法が考えられます。

比較的少ないコストで実行でき、効果を検証しやすいためです。

ただし、効果が大きくても、法令違反や重大な安全リスクを防ぐための施策などは優先度を高くする必要があります。効果と実行難易度だけでなく、リスクや期限も考慮しましょう。

解決策を実行計画に落とし込む

施策を決めたら、実行計画を具体化します。

最低限、次の項目を明確にしておきましょう。

  • 何を実行するのか
  • 誰が担当するのか
  • いつまでに実施するのか
  • どのような指標で効果を測定するのか

例えば、「商談チェックリストを導入する」という施策なら、次のように設定します。

  • 実施内容:商談前に確認する項目をチェックリスト化する
  • 担当者:営業マネージャー
  • 期限:2週間以内に作成し、翌月から試験運用する
  • 評価指標:チェックリストの利用率、成約率、失注理由

このように具体化すれば、施策が実行されないまま終わることを防ぎやすくなります。

ステップ6:結果を評価し、改善する

解決策を実行したら、必ず結果を評価しましょう。

施策を実行しただけで問題が解決したと判断してはいけません。

例えば、商談チェックリストを導入した場合、導入後の成約率や失注理由を確認し、期待した効果が得られたかを検証します。

仮に、成約率が20%から25%に改善したのであれば、施策が有効だった可能性があります。ただし、季節要因や顧客構成の変化など、ほかの要因が影響していないかも確認する必要があります。

一方、成約率が改善しなかった場合は、次のような観点から見直します。

  • チェックリストが現場で適切に使われているか
  • 想定していた原因は本当に正しかったか
  • 解決策が原因に対して十分に有効だったか
  • 実行期間やサンプル数が十分だったか

必要に応じて原因分析に戻り、仮説や解決策を修正します。

問題解決は、一度の施策で必ず成功するものではありません。実行と評価を繰り返しながら、より効果的な方法を見つけていくことが大切です。

論点思考のプロセスや、仮説思考との組み合わせ方を紹介します

3. 具体例①:売上が低下している場合

ここまで解説した6つのステップを使って、売上が低下しているケースを考えてみましょう。

状況

ある企業では、月間売上目標1,000万円に対し、直近の売上が800万円まで低下しています。

担当者は当初、「広告を増やせば売上が回復するのではないか」と考えていました。

しかし、問題解決の手順に沿って分析した結果、別の原因が見えてきました。

ステップ1:問題を明確にする

月間売上目標1,000万円に対して、実績は800万円です。

目標との差は200万円であり、目標達成率は80%となっています。

まずは、売上が低下した時期と、商品別・顧客別・営業担当者別の実績を確認します。

ステップ2:原因を分析する

売上を「商談数」「成約率」「平均受注額」に分解して分析します。

その結果、商談数は大きく変わっていないものの、成約率が低下していることがわかりました。

さらに、失注理由を調べると、顧客のニーズと提案内容が合っていないケースが増えていることが判明しました。

ステップ3:仮説を立てて検証する

「商談前の顧客情報の確認が不十分なため、提案内容が顧客の課題に合っていないのではないか」という仮説を立てます。

商談記録や失注理由を確認し、顧客の課題を事前に把握できていた商談と、そうでない商談の成約率を比較します。

その結果、顧客の課題を十分に把握できていない商談で、成約率が低い傾向が確認されたとします。

ステップ4:解決策を考える

原因に対応する施策として、次の方法を検討します。

  • 商談前に顧客情報を確認する
  • 顧客の課題を把握するための質問項目を標準化する
  • 提案内容を上司や同僚がレビューする

ステップ5:優先順位を決めて実行する

まずは、低コストで導入できる商談前のチェックリストを作成し、一部の営業担当者で試験運用します。

ステップ6:結果を評価する

試験運用後、成約率や失注理由を確認します。

成約率が改善した場合は、対象者を広げて運用します。改善が見られない場合は、仮説やチェック項目を見直します。

この例からわかるように、売上が低下したからといって、すぐに広告費を増やす必要があるとは限りません。

問題を分解し、原因を確認してから施策を決めることで、限られた予算を効果的に使えるようになります。

4. 具体例②:業務の遅延が頻発している場合

次に、社内の業務遅延を改善するケースを見てみましょう。

状況

ある部署では、顧客から依頼された見積書を3営業日以内に提出するルールがあります。

しかし、実際には平均5営業日かかっており、顧客からの問い合わせや苦情も増えています。

管理者は、担当者に対して「もっと早く対応するように」と指示しようと考えていました。

しかし、原因を分析すると、別の問題が見えてきました。

ステップ1:問題を明確にする

目標は3営業日以内の提出ですが、実績は平均5営業日です。

まずは、見積書の作成から承認、提出までの各工程に、どれくらい時間がかかっているのかを調べます。

ステップ2:原因を分析する

業務の流れを確認したところ、担当者の作成作業よりも、上司の承認待ちや他部署への原価確認に多くの時間がかかっていることがわかりました。

さらに、承認依頼の方法や原価情報の管理場所が統一されていないことも判明しました。

ステップ3:仮説を立てて検証する

「承認手順と情報共有の仕組みが統一されていないことが、見積書の提出遅延につながっているのではないか」という仮説を立てます。

案件ごとの処理時間や承認待ち時間を比較し、遅延との関係を確認します。

ステップ4:解決策を考える

原因に対応する施策として、次の方法を検討します。

  • 見積書の承認手順を標準化する
  • 原価情報の保管場所を統一する
  • 承認依頼のフォーマットを統一する
  • 一定の条件を満たす案件について承認権限を見直す

ステップ5:優先順位を決めて実行する

まずは承認依頼のフォーマットを統一し、原価情報の管理場所を明確にします。

大規模なシステム変更を行う前に、既存の仕組みを改善して効果を確認します。

ステップ6:結果を評価する

施策の実施後、見積書の平均提出日数と承認待ち時間を測定します。

平均提出日数が5営業日から3営業日以内に短縮され、顧客からの問い合わせも減少した場合、改善が進んだと評価できます。

このように、業務遅延の原因が仕組みにある場合、担当者個人の努力だけに頼るのではなく、業務プロセスそのものを改善することが重要です。

5. 問題解決の精度を高める5つのポイント

問題解決の手順を理解していても、実際の業務では思うように進まないことがあります。

ここでは、問題解決の精度を高めるために意識したい5つのポイントを紹介します。

① いきなり解決策を考えない

問題が発生すると、すぐに対策を考えたくなるものです。

しかし、原因が明確でない段階で解決策を決めると、的外れな施策に時間や費用を使ってしまう可能性があります。

まずは現状を把握し、原因を分析することから始めましょう。

② 事実と自分の思い込みを区別する

「部下の意識が低いからミスが増えている」「広告が足りないから売上が低い」など、最初に思いついた説明が正しいとは限りません。

データや記録、関係者へのヒアリングなどを通じて、事実を確認することが重要です。

③ 問題を分解して考える

大きな問題をそのまま扱うと、何から手をつければよいのかわからなくなります。

ロジックツリーなどを使って問題を小さな要素に分ければ、原因を整理し、具体的な対策を検討しやすくなります。

④ 完璧な分析を目指しすぎない

すべての情報を集めてから判断しようとすると、分析に時間がかかりすぎることがあります。

まずは重要な仮説を立て、必要な情報を集めて検証することが効果的です。

ただし、重大な安全リスクや法令上の問題など、慎重な判断が必要なケースでは、必要な確認を省略してはいけません。

⑤ 実行後の検証までを問題解決と考える

解決策を実行しただけでは、問題が解決したとはいえません。

実施前後の数値を比較し、効果があったかどうかを確認しましょう。

効果が不十分であれば、原因や施策を見直し、再び改善に取り組みます。

このサイクルを繰り返すことが、継続的な業務改善につながります。

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6. まとめ|問題解決は正しい手順で進めることが重要

問題解決で大切なのは、目の前の問題に対して、すぐに対策を実行することではありません。

問題を明確にし、原因を分析し、仮説を検証したうえで、効果的な解決策を実行することです。

今回紹介した6つのステップを振り返りましょう。

  1. 問題を明確にする: 理想と現状のギャップを把握する
  2. 原因を分析する: なぜなぜ分析やロジックツリーで原因を探る
  3. 仮説を立てて検証する: 事実をもとに原因の候補を確かめる
  4. 解決策を考える: 特定した原因に対応する施策を検討する
  5. 優先順位を決めて実行する: 効果や実行難易度を考慮して行動する
  6. 結果を評価し、改善する: 効果を測定し、必要に応じて見直す
問題解決の進め方 6つのステップ 結論

この手順は、売上低下や業務遅延だけでなく、顧客対応の改善、部下育成、業務効率化など、さまざまなビジネスシーンで活用できます。

最初から複雑な分析を行う必要はありません。まずは、身近な仕事の問題について「理想の状態は何か」「現状とのギャップは何か」「その原因は何か」と考えることから始めてみましょう。

問題を正しく捉え、原因に合った対策を実行する習慣を身につければ、場当たり的な対応を減らし、より効果的に仕事を進められるようになります。

仕事で問題に直面したときは、ぜひ今回紹介した6つのステップを活用してみてください。